ECサイトの台頭

1990年代から世の中に普及しだしたECサイトは、2018年の今も新規参入組は絶えずその数を増やしています。Yahoo、楽天、Amazonといった大手ECモールだけではなくオリジナルブランドを自社のECサイトで販売する企業もあります。業界もさまざまで、食品、雑貨、アパレル、化粧品、健康食品、健康器具、カーショップ、DIY用品、ベビー用品・・・その種類は無限です。

ECサイトだけの企業は、かつて「実態のない会社」などと軽蔑された風潮もありましたが、今ではそのような企業は数えられない程。インターネット関連企業の上場は、毎年ありITバブル崩壊からリーマンショックを経てもなお増え続けています。

通販業界の中においてもECサイトを中心にビジネスは活発化しています。かつては、百貨店のカタログ通販、後発組のカタログ通販企業が中心だった業界も今ではテレビ通販、そしてECサイトを中心とした新興の通販企業の台頭が目立ちます。

ECサイトの店長になるには?

  • WEBのマーケティング
  • WEBのディレクション
  • PhotoshopやIllustratorを使った画像の加工

上記は、スキル的に抑えておきたい項目で上2つは必須。最後の画像加工については、ほぼ必須といった具合です。

ECサイトの店長に必須項目とされるWEBのマーケティングは、主にGoogleAnalyticsやSearchConsoleを使用できること。そして、見方が分かるだけでなく店舗管理をする者として上長に定期報告できることが求められます。

ECサイトとしてのKPI設定やCVを求めた施策だけでなく、売上げについても管理を求められます。また、YahooリスティングやGoogle AdwordsといったWEB広告のみならず、SEO対策やTwitter、FacebookといったSNS広告、YouTubeなど動画広告への積極的なアプローチにより新規顧客を獲得することも求められます。通販業界においては、顧客の新規獲得より既存顧客に位置づけられるリピート通販が考えられ、ECサイトを使った通販企業も考え方は同じです。そのため、通販業界のモノの考え方は通常のWEBマーケティングだけではなく同じく必ず抑えておきたい点です。

ECサイトの店長にとって、WEBディレクション面は少し企業によって違う面があり、制作まで求められる企業もあれば、別部隊として制作部門を持っている企業もあります。制作部門のあるなしに関わらず、上長から承認を受けたWEB戦略や施策方針に従って、大まかな制作の役割と動きを把握し、入社後は制作部門との調整や自ら制作することが求められます。

EC店長として画像加工のスキルを求められる場合ですが、前述にある制作部門を持たない場合がそれにあたることが多く、その多くは小規模あるいはベンチャー企業であることが多いです。PhotoshopやIllustratorは、キャンペーンを打つ際のバナー広告や自社サイトの特集コラムへの画像リンク、商品ページの若干の修正に利用されることが多く、その用途は全てECサイトを運営するにあたって必要なことです。

まだ、若く20代であるならば職業訓練や民間のWEB企業で開校されている教室で「触ったことがある」程度でも学んで就職・転職活動をされるとポテンシャル採用されることも多くあるのでチャレンジしてみて下さい。