ECサイトのマーケティング職になるには?

ECサイトのマーケティング面は、ほぼ「ECサイト運営職(運営責任者)」がその職責を担います。逆を言えば、ECサイト運営職になればマーケティング面に関わり学ぶことも出来ます。そのため、ECとは直接携わることのないWEB業界からやってくることもあります。

ECサイトのマーケティング面は、WEB業界と違う点として売上げや利益こそ成績であり、SEO対策・リスティング広告等のWEB広告・TwitterやFacebook、Instagram等のSNS広告・youtube等の動画広告・アフィリエイト広告といった幅広い施策を選択肢にすることが特徴です。決められた予算の範囲内で出来る最善手を打っていき、プレゼン、レポーティングを必要とされることが多いです。

ECサイトの運営職になるには、他企業でECサイト運営職をやっていた人が転職してくるケース。WEB業界でマーケティングだけでなく、WEBデザインもスキルとして持っていた人が転職してくるケース。そして、ECサイト運営会社に就職していた従業員が他の職種から異動してくるケースがあります。

ECサイトのマーケティング面を見ていきたいのであれば、転職組であれば職種としてまずECサイト運営者になるかWEB業界で修行期間を持ち、WEBマーケティングやWEBデザイナーとしてスキルを積み重ねると後々の転職に使えるスキルとなります。

通販企業が運営するECサイトの運営職

カタログ通販やテレビショッピング等を運営していた企業も近年は積極的にECサイトの運営に乗り出し、ネット上からの業績拡大を図っています。彼らは、ECサイト運営職に対し、最初からECサイトを運営していた企業とは、少し違った見方をしています。

通販企業が運営するECサイトの多くは、既存ユーザーに繰り返し自社の商品を紹介し、繰り返し購入してもらうリピート通販を行い、安定的な業績の拡大を図っています。カタログ制作やテレビショッピングから培ったノウハウは、良いものは繰り返し買ってもらえるということ。そのビジネスモデルが脈々とECサイトにも生き続けているのです。そのため、通常のECサイトの運営能力だけではなく、リピート通販への理解も求められることは多々あります。

リピート通販への理解は、既存顧客のファン化であり、彼らへ自社商品を紹介する時には明確に良い商品へのストーリーを提供することとなります。これは、業績の安定化をもたらすため企業全体としても最重要目標となります。

他企業などで学んできたWEBマーケティングは、ファン化された既存顧客に上乗せする新規顧客であり新規購入を促す際に能力を発揮することが出来ます。通販企業の生え抜き従業員がECサイト運営職へ異動した場合は、WEBマーケティングを集中的に学べていない場合もあるため、通販企業としてもWEB業界のマーケティング職を転職組からの候補者としてとても注目しています。